偽史邪神殿

なんでも書きます

小説

ムービーウォッチメンの架空の回

◼️前提 以下はRHYMESTERの宇多丸が毎週ラジオでやってるムービーウォッチメンという企画の、実際には存在しない回です。書き起こしはすべて架空のものであり、『ドメヒョンヨ』という映画も存在しません。もしかしたら730年後にもムービーウォッチメンが放送…

小説/テキサス・タイプライター

バチバチバチバチバチバチ カシャッ。 バチバチバチバチバチバチ カシャッ。 その頃の名残は、一葉のセピアの写真と、そして無数の赤茶けた紙片から見て取れる。 Type A, Please テキサスタイプライターと正式に呼ばれる道具は存在しないのだが、テリー・ハ…

小説/ひらいば、ひきこもごも

外に出て、人々の往来を見てみれば分かるように、ひとにはそれぞれの速度がある。せかせかと歩くひと、ゆうゆうと歩くひと、一歩ずつ自分の足元を確かめるように歩くひともいるし、浮足立って突っ走っていくひとだってときにはいるだろう。 ひとそれぞれに速…

小説/ヴァーチャルプロクター

起立、気を付け。 おはよう、諸君。私が君たちに講義を行うのはこれが初めてとなる。 まず私の仕事について説明せねばなるまい。 必要なのは何をおいてもまず、ヴァーチャルユーチューバーだ。 ヴァーチャルユーチューバーが世に広まったのは2010年代後半と…